接ぎ木とは?接ぎ木クリップのメリット・オススメ商品をご紹介
接ぎ木とは
最近、市民農園やレンタル畑を借りて自分で野菜を作ってみたいという人が増えているようです。また、家庭菜園で子供と一緒にプランターで野菜を作っているというご家庭もあるかもしれません。自分で育てた野菜が食卓に並ぶって、素敵なことですよね。
でも、野菜作りってそんなに簡単ではありません。種や幼苗から育てた野菜がうまく生育しなかったり、せっかく大きくなっても少ししか収穫できなかったり、あるいは途中で何かの病気で枯れてしまうことも多いのではないでしょうか。
そこでオススメしたいのが接ぎ木クリップを使った「接ぎ木」苗から野菜を作る方法です。今回は、接ぎ木とは何か、そして接ぎ木をすることのメリットをご紹介したいと思います。
接ぎ木クリップを使うと簡単!接ぎ木とは?
「接ぎ木」とは、2種類の植物を接ぎ合わせることで両方のメリットを兼ね備えた植物を作ることです。もともとは、リンゴやモモ、ブルーベリーなど、種子や挿し木で増やすことが難しいとされていた果樹の増殖方法のひとつ。今では、トマトやピーマン、きゅうりなど実がなる野菜にも応用されています。その主な目的は、丈夫な苗を作ることと野菜をたくさん作ることです。
接ぎ木の方法には、「チューブ接ぎ」、「割り接ぎ」、「差し接ぎ」、「呼び接ぎ」などさまざまですが、2つの異なる苗を繋ぎ合わせることには変わりはありません。便利な接ぎ木クリップを使うと、初心者でも簡単に接ぎ木をすることができます。また、もともと根っこがある方の苗を台木、実がなる方の苗を穂木といいます。基本的には、台木には病気や環境のストレスに強い品種、いっぽう穂木には多収穫が望めるおいしい品種を選びます。
おすすめの接ぎ木クリップはこちら。
クリップのようなつまみがついているので、力が強くない女性や高齢者でも使い勝手がよいですよ。また、失敗しがちなナスやトマト、ピーマンなどのナス科の野菜苗にぴったりなので、ぜひ試してみませんか。
https://rirai.net/jetb/wp-content/uploads/2020/04/871e97785a6cac1e847f8c08fa49d97f.jpg
では次に、接ぎ木苗の具体的なメリットを3つご紹介していきたいと思います。
接ぎ木のメリット①連作障害に強い
接ぎ木のメリットのひとつに、連作障害に強いことがあげられます。連作障害とは、同じ場所で同じ野菜、あるいは同じ科の野菜を続けて作ることで、生育が悪くなったり収穫量が減ってしまったりすることです。その主な原因は、以下の2つが考えられます。
①土壌中の栄養分の偏り
野菜の生育に必要な養分は野菜によって異なるので、同じ野菜を作り続けると、土壌中にはその養分だけが不足した状態になってしまいます。反対に、育てたい野菜にとって不必要な養分だけが残ることでもあります。
②病害虫の増加
野菜には、その野菜にしかつかない病害虫があります。連作をすることで、その病害虫が増え続けるので、土壌中の微生物のバランスも崩れてしまいます。病害虫の被害が拡大する状況である場合には、大掛かりな土壌消毒をする必要もあるといいます。
このような作物の生育不良を防ぐのが、連作障害に強い品種を接ぎ木の台木にする方法なのです。特に狭いスペースでしか栽培できない場合には、作りたい作物と連作障害に強い品種を接ぎ木クリップで接ぎ木して苗を育てるとよいでしょう。
接ぎ木のメリット②病気に強い
野菜作りを経験したことがある人なら、昨日まで元気だった苗が突然枯れてしまったり、何だか葉っぱが白くなってしまったりなどあるのではないでしょうか。
ナスやトマトの株に発生しやすい病気に青枯病があります。青々と成長していた株が急に元気がなくなり、数日のうちにすべて枯れてしまう怖い病気です。発生してしまったら有効な対策はないので、根っこから引き抜いてしまうしかありません。さらに、同じ土壌で野菜を作ろうとしても、また青枯病が発生する可能性が高いといわれています。
また、キュウリやナスをはじめ、ほとんどの野菜に起こりうる病気にうどん粉病があります。葉っぱに白いカビが発生し、まるでうどん粉をまぶしたような症状が出ます。日光をうまく吸収できなくなるため、やはり生育不良になってしまいます。
そこで、これらの病気に耐性をもつ台木を使って接ぎ木をすると、病気に強い野菜を作ることができます。また、特定の害虫に耐性をもつ台木もあるので、虫の被害に合いにくい野菜作りも期待できるでしょう。結果的に、農薬の散布量を減らすことにつながります。
接ぎ木のメリット③環境ストレスに強い
接ぎ木をすると、寒さや暑さに強いという大きなメリットがあります。作物の生育には根の張り具合がとても大切ですが、とくに土の温度が低い場合には根が張りにくい植物が多いといわれています。そこで、強力な発根力とたくさんの根毛をもつ品種の台木を使うと、低温期でも生育のスピードを落とさず育てることができるのです。また、最近では猛暑などの異常気象にも強い台木の品種改良も進んでいるそうです。例えば、太い根が地中深くに差し込む性質をもつ台木は、地表の温度変化にあまり影響を受けません。
接ぎ木を使うことで環境のストレスを受けずに根が張り、作物が生育するために必要な土壌中の水分や養分、ミネラルなどをしっかり吸収することができます。
まとめ
「自分で作った野菜を食べたい」とか「できれば無農薬の野菜を子供にも食べてもらいたい」と願う人がとても多くなったのではないでしょうか。作る喜びと食べる喜び、どちらも手に入れたいですよね。とはいっても、野菜作りには手間も時間もかかります。
でも、接ぎ木の知識があれば、少し野菜作りのハードルが下がるかもしれません。野菜作りをするにあたって、接ぎ木の3つのメリットはとても魅力的なものばかりです。最近では、初心者でも使いやすい接ぎ木クリップや、さまざまな耐性をもつ接ぎ木用の台木も市販されるようになりました。少しでも興味がある人は試してみてくださいね。
接ぎ木クリップ
【 1,000個入/内径1.4mm/対応内径1.4~1.7mm 】 1.4mm 1.5mm 1.6mm 1.7mm
【 1,000個入/内径1.8mm/対応内径1.8~2.1mm 】 1.8mm 1.9mm 2.0mm 2.1mm
【 1,000個入/内径2.2mm/対応内径2.2~2.5mm 】2.2mm 2.3mm 2.4mm 2.5mm
ナス科 苗 幼苗 接木の接ぎ木にご利用ください。
ナスやトマトやピーマンなどの接ぎ木におすすめです。✅農家の意見を聞いて開発した安価な接ぎ木具(接木具)「接木用クリップホルダー」 で全農式接ぎ木・全農式幼苗接ぎ木苗生産システムの接ぎ木に最適な接ぎ木チューブです。
✅茎の口径が少し太い場合には、 クリップのようにつまむと挿入口を少し広げる事も出来て茎を傷つけにくい仕様。
✅ホルダーの上下から茎を簡単に挿入出来ます。
✅チューブが軽いので、苗の負担が軽減。
✅本体のEVA樹脂は柔軟性と弾力性のある素材なので、茎を傷つけにくく つまんだ部分を離すと挿入口が元の形にしっかり戻ります。
EVA樹脂は塩素を含まず環境に優しいエコ素材であり 紫外線にも強く劣化しにくい素材です。✅3サイズ展開
・チューブ内径 1.4mm / 対応内径 1.4〜1.7mm( 1.4mm / 1.5mm / 1.6mm / 1.7mm )
・チューブ内径 1.8mm / 対応内径 1.8〜2.1mm ( 1.8mm / 1.9mm / 2.0mm / 2.1mm )
・チューブ内径 2.2mm / 対応内径 2.2〜2.5mm( 2.2mm / 2.3mm / 2.4mm / 2.5mm )
【全農式幼苗接ぎ木苗生産システム】
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用 最終更新 2020年5月26日 (火) 01:52
1990年に板木利隆によって開発された、セル成型苗を台木・穂木ともに斜め切りして支持具で固定する接ぎ木法である。台木をセルトレイ上に植えたままの状態で楽に簡単に接ぐことができるため、広く使われるようになり、セル成型苗を利用した接ぎ木法としては現在、世界でもっとも普及している。
【内容】
台木・穂木ともにセルトレイで育てた幼苗を用い、子葉上の第1節間を斜め30度に切断する。その後、接合部をチューブ状の支持具で圧着固定する。これを活着促進装置(ナエピット)に入れ、最適温度28℃(昼夜間)、湿度93%、照明時間12時間で、3から4日ほど遮光状態で養生する。
【効果】
切断面は斜め30度で、接合面を大きく、圧着しやすくすることにより活着率を高めた。活着促進装置により、最適条件に保たれることにより、接ぎ木歩留まりは100%近くまで向上した。また、支持具には縦に割れ目が入っており、苗が生長すると自然に脱落するようになっている。従来は接ぎ木を1日あたり400から500本しかできなかったが、1000から1200本まで可能になった。
広く普及し、国内だけでなく世界各国で代表的なナス科野菜の接ぎ木方法として採用されている。
接ぎ木の方法と接ぎ木クリップの使い方
https://rirai.net/jetb/wp-admin/post.php?post=899&action=edit
これを知れば簡単!家庭菜園の種と苗の選び方
https://rirai.net/jetb/wp-admin/post.php?post=916&action=edit
接ぎ木苗を作ってみよう!接ぎ木の方法と接ぎ木クリップの使い方
https://rirai.net/jetb/wp-admin/post.php?post=899&action=edit
株式会社RIRAI
株式会社RIRAIは、園芸資材のオリジナル資材の企画から販売までを行うメーカーです。
「接ぎ木クリップ」は、ホルダーの上下から茎を簡単に挿入出来て、茎を傷つけにくい仕様であり格安・安価です。
材質は柔軟性と弾力性のあるEVA樹脂なので、つまんだ部分を離すと挿入口が元の形にしっかり戻ります。
トマトなど果実の誘引に「誘引クリップ結」なら、軽い力で扱う事が出来て手が疲れにくいので女性や年配者の方にもおすすめで、軽い力で扱えるのにズレ落ちにくい仕様です。紫外線劣化に強いプラ材質とステンレス製のバネを使用した商品で長持ちします。
屋号 | 株式会社RIRAI |
---|---|
住所 |
〒370-0603 群馬県邑楽郡邑楽町中野2839-34 |
電話番号 |
090-3537-9300 < ご連絡時のお願い > 勧誘などの迷惑電話が多い為、知らない番号の電話には 出ないようにしております。メール(mail: info@rirai.net) 連絡の方が助かりますが、お急ぎの際は電話の伝言に メーッセージを残してください。 確認次第、折り返しお電話させて頂きます。 |
営業時間 |
8:30~18:00 定休日:土日祝日・年末年始 |
代表者名 | 小倉丈治 |
info@rirai.net |